ノートンモーターサイクル社がドニントン・ホールを獲得

2013年3月14日、ブリティッシュ・エアウェイズ社より、ブリティッシュ・ミッドランド航空旧本社「ドニントン・ホール」がノートンモーターサイクルズ社へ売却されることが発表となった。

ノートンモーターサイクルズ社は、ホールおよび周囲25エーカーの敷地、そして最新設備を備えた45,000平方フィートのヘイスティングズ・ハウスを含むドニントン・ホールの土地建物を購入。

ブリティッシュ・エアウェイズは2012年4月のブリティッシュ・ミッドランド航空買収契約に伴い、ドニントン・ホールと周囲25エーカーの敷地を獲得していた。

ノートンCEOスチュアート・ガーナー氏は次のように述べている。「ドニントン・ホールから思い浮かぶのは優雅さ、力強さ、上質を表す英国独特の流儀であり、ノートンブランドが持つ優れた特性すべてに通底します。しかし、そんな夢物語のようなドニントン・ホールの先には、ノートンモーターサイクルズ社の生産設備および設計オフィスとなる最新設備を備えた面積45,000平方フィートの建物(ヘイスティングズ・ハウス)があります。しばらく前から、現在の拠点が手狭になってきたのは明らかでした。前の通りを1マイルも行かず、ドニントン・ホールのような素晴らしい施設に移動できるとういのは理想的です。'イギリスにおけるイギリス人による生産'、輸出拡大、雇用創出ということに注力しつつ、ノートンは生産事業を成長させることができるでしょう。」

ブリティッシュ・エアウェイズの不動産チームを率いるヴァンス・ウィリアムソン氏は「ノートンモーターサイクルズ社と合意に達したことを嬉しく思い、新たな拠点にてノートンの事業がさらに成長していくことを願っています。ブリティッシュ・ミッドランド航空のブリティッシュ・エアウェイズへの統合は、事業運営およびカスタマーサービスの両観点から見ても極めて順調に進み、すでに当社の事業に更なる利益をもたらしています。ブリティッシュ・ミッドランド航空の買収契約には合計で155件の不動産が含まれており、これらは重要文化財建造物の二等級として登録されている見事な物件ドニントン・ホールから、ヨーロッパ各地に点在する小規模な空港オフィスに至るまで様々でした。不動産チームが非常に効率よく、コスト効果の高いやり方でこれらの物件を売却、返還、または統合できたことにとても満足しています。」と語っている。

さらにガーナー氏は「我々は地元自治体や政治家と協力してこのプロジェクトを遂行し、特にノース・ウェスト・レスターシャー州議会およびアンドリュー・ブリグデン議員には心から感謝しています。また、LLEP(レスターおよびレスターシャー・エンタープライズ・パートナーシップ)とも提携し、雇用創出と輸出拡大の計画をまとめています。LLEPとの提携により、リージョナル・グロウス・ファンド(地域発展資金)への申し込みを取りまとめることが可能となり、我々の成長計画を加速させ、いち早く地元に雇用をもたらすべく、さらなる資金調達の実現を目指します。」と加えた。

アンドリュー・ブリグデン議員は次のように述べている。「ドニントン・ホールが再び利用されることを大変喜ばしく思います。私は空家となった当時、地元の雇用増加につながるビジネスとして再びこの場所が利用されることを望んでいる、と申し上げました。それが、ノートンのような地元企業が入居し、雇用を創出するという形で実現したことは素晴らしいニュースです。そして、その実現の一端を担うことができたことを嬉しく思っています。」





2013年3月31日

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